動脈硬化を予防するための食事・食べ物や、動脈硬化を改善するための食事療法を紹介します。食習慣を改善して、動脈硬化の原因となる高血圧や糖尿病などを予防しましょう。
動脈硬化の予防には、まず塩分を過剰に取らないことが第一ですが、塩分を取りすぎてしまったなと感じたときに、効果的な働きをしてくれるのが緑黄色野菜です。人間にとって、塩分に含まれているナトリウムは必要不可欠な成分ですが、だからといって塩分を取りすぎると高血圧や動脈硬化の危険性が高まってしまいます。動脈硬化に効果がある成分が、緑黄色野菜に多く含まれているカリウムです。このカリウムは、塩分に含まれているナトリウムと一緒に水分バランスをコントロールして浸透圧を調整したり、不必要なナトリウムを尿から排泄させる働きもあります。とにかく動脈硬化防止に一番効果的なのは、カリウムとナトリウムをバランスよく摂取することなのです。もちろん、食事で緑黄色野菜を摂取することは、動脈硬化予防だけでなく、鉄やカルシウム、ビタミンA・Cなどの身体にいい栄養素をたくさん取り入れられることもメリットです。動脈硬化に効く野菜を具体的に挙げると、じゃがいもやさつまいも、にんじんなどの根菜類、小松菜やほうれんそう、春菊などの色の濃い野菜、そしてかぼちゃ、にら、芽キャベツなどです。日本の食生活もかなり欧米型に変化してきているので、これらの緑黄色野菜をバランスよく食事に取り入れ、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病を予防しましょう。
動脈硬化の予防に役立つ食べ物はたくさんありますが、豆腐は非常に効果的な食べ物のひとつです。コレステロールは動脈硬化になる原因のひとつですが、豆腐に含まれる植物性たんぱく質は、コレステロール値を下げてくれます。大豆たんぱくを摂りやすく、なおかつ消化が良く吸収しやすくしたものが、豆腐だといえます。動物性の食べ物は、実は豆腐よりもたんぱく質を多く含みます。ところが、動物性のたんぱく質がたくさん含まれた食事は、一緒に動物性脂肪が多く含まれる事が多いので、食べ過ぎてしまうと体によくないのです。食べ過ぎれば、血中に余分なコレステロールとして溜まってしまい、動脈硬化の大きな原因になります。高血圧にもなりますし、良い結果は生まないでしょう。しかし豆腐は、たんぱく質を豊富に含みながら、なおかつ、豆腐に含まれる脂肪はコレルテロールを排除する力を持ち、動脈硬化予防に効果的であるスグレモノなのです。消化が良い豆腐は、余分なコレステロールを溶かしてしまうため、高血圧も改善されます。豆腐に含まれるレシチンは、悪玉コレステロールの凝固を防ぎ、血管壁に付着した悪玉コレステロールを分解して排泄する効果もありますので、豆腐は、動脈硬化予防にとても効果的でしょう。
動脈硬化の治療目的は、各臓器の血流障害を改善することを第一とします。なぜなら動脈硬化は老化現象のひとつなので完治させることは非常に困難だからです。ですので動脈硬化の治療法としては、進行を少しでも遅らせるための食事療法が一般的な対処法となっています。動脈硬化の食事療法のポイントは、まず一日のカロリー摂取量を守ることです。男性ならば体重1キロあたり30kcal、女性ならば25kcalで計算をし、必要摂取カロリー数を超えないようにしなくてはなりません。また食物にどのような成分が含まれているかを理解して摂取することも大切です。動脈硬化の食事療法では、料理の味付けを薄くすることが基本です。塩分の取りすぎは血圧を上昇させてしまい、高血圧や動脈硬化を引き起こしてしまいます。また動脈硬化の種類によっても多少異なりますが、動脈硬化の場合コレステロールの取りすぎは禁止です。生クリームやバター、鶏卵や牛・豚・鶏のレバーはコレステロールが多く含まれているので食べ過ぎないようにしましょう。生クリームやバターは、動脈硬化を促進する飽和脂肪酸が多く含まれているので特に注意が必要です。このように動脈硬化の食事療法は我慢が多いですが、少しなら飲酒は可能です。適量な飲酒は善玉コレステロールを増やしてくれるので、日本酒なら1合、ビールなら中ビン1本程度に抑え、お酒で少しストレス解消するのも良いでしょう。